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ドナー登録をしてから2度、適合したと通知を受けました。1度目はシステムエンジニアとしての仕事の兼ね合いがあり、お断りしていました。2度目の適合通知を受け取った際は仕事の折り合いもつき、今度こそと思い承諾しました。でも、副作用や手術の痛みについては少し不安でした。
最終同意面談で医師の方から副作用も含めてしっかりとご説明いただいたため、家族の反対は特にありませんでした。また上司や同僚へ説明したところ、仕事の都合はつけるからしっかりやってこいと応援してもらいました。一部の業務をお願いするなど、チーム内メンバーには負担をかけたと思います。医療関係の方とお仕事させていただくことが多いため、お客様からもご理解いただいて円滑に業務の調整ができました。
会社に5日間のドナー休暇制度があったため、そちらを活用しました。フレックスで午後からドナー休暇を取って検査するなど、会社も柔軟な対応をしてくれたため、スムーズに提供の日程調整が可能でした。また自治体の助成制度も活用させていただきました。
末梢血幹細胞提供だったため、末梢血中に造血幹細胞を増やす注射(G-CSF)を打ちましたが、細胞数がとても多かったようで、担当の先生は「こんなに多い数値は見たことない」と驚いてらっしゃいました。実際の採取も4〜6時間とお聞きしていましたが、細胞数が多かったため2時間半ほどで終了しました。iPadで映画を2本みようと思っていたのが1本で終わってしまったことが印象に残っています。※G-CSFは連日型(毎日注射)と、持続型(1回だけ注射)があり、施設により使う薬剤が異なります。
造血幹細胞を増やす注射を打った後、翌日くらいから腰や足に筋肉痛のような痛みがありましたが、痛み止めを服用するほどではなかったです。採取後、採取部である腕にしばらくは痛みがありましたが3、4日ほどで無くなりました。投与から1カ月ほど経ちましたが、特に問題なく生活できています。
人のために行動できたという実感がありました。退院時には入院していた階の看護師さんに並んでお見送りいただき、それほど人から感謝される行動ができたのだと嬉しくなりました。初回の提供でしたのであと1回はドナー提供の可能性があるため、次も適合した場合は迷わず提供したいと思っています。
適合通知が来た時は私も不安になりましたが、人の役に立ち、かつなかなか出来ない経験ということもあり提供を決断できました。終わってから振り返ると心配していたほど苦痛はなかったです。登録前や提供前に不安になることはもちろんあると思いますが、先生やコーディネーターさんもドナーを第一に考えて動いてくださいますので、勇気を出してみてほしいです。もし不安で登録や提供を辞退してしまう場合でも、それを悔やんだり責めたりする必要はありません。献血だけでなく、ボランティアや街中で困っている人に声をかけるなど、人の役に立てることはいっぱいありますので、他人に手を差し伸べる精神を持っていただければと思います。
日本では「骨髄バンク事業」が1992年から開始され、 これまでに多くの患者さんを救う実績をあげています。 しかし、日本の骨髄バンクで骨髄移植や末梢血幹細胞移植を必要とする患者さんは、毎年少なくとも2000人程度です。一人でも多くの患者さんを救うためには、一人でも多くのドナー登録が必要です。
ドナーを待つ患者さんにとっては、あなたの登録が、大きな希望になります。
患者さんの負担を軽減するために、寄付のご協力をお願いしています。
骨髄バンクの運営には多額の資金が必要です。公的な補助金も受けていますが、十分ではありません。運営資金の多くは患者負担金と善意の方々の寄付金によって支えられています。移植を待っている患者さんのためにも皆さまのご協力をお願いします。