格闘家の強者がしのぎを削るオランダで修業し、K-1で頭角を現すも白血病を発症。 血縁骨髄移植を経てリング復帰し、2018年デビュー20周年を迎えたノブハヤシさんにお話を伺いました。
(このインタビューは、日本骨髄バンクニュース第53号[2018年12月5日発行]でもご紹介しています)
PROFILE
ノブハヤシ(のぶはやし)さん / 格闘家
08年にかぜの症状が続いて、腕にいくつもあざのような斑点が出ていたのを、骨折時の打撲のせいかと。どんなしんどい事も耐えてきたので、コンディション不調としか思っていなかった。次第に悪化して、さすがに変だと血液検査を受けたところ09年1月即入院。急性骨髄性白血病といわれました。抗がん剤治療で7か月入院の後、経過良好となって、エキシビションでリング復帰しました。
ところがその年末に再発。二人の姉を調べたところ、幸いにも長姉とHLA型が一致し、10年1月に骨髄移植をしました。うちは母親も二人の姉も看護師で落ち着いていましたね。父親が一番ショックだったようです。移植後は、肺炎とドライアイになりましたが、食事はそれほど苦労しませんでした。だんだんと食べられるものが増えていったのがうれしかった。