平成22年10月末現在、ドナー登録者数は約37万2千人、骨髄バンクを介した骨髄移植例数は12,324例を超えました。この実績は、ひとえに国民の皆様の温かいご支援の賜物です。
ドナー登録者数が37万人に到達した現在、骨髄移植を希望する患者さんの9割以上に少なくとも一人以上のドナーさんが見つかるようになりましたが、それでもそのうちの約6割の患者さんしか、骨髄移植を受けられません。そこで平成22年10月より限定的ではありますが末梢血幹細胞移植(PBSCT)を開始致しました。末梢血幹細胞移植は、他国や国内の血縁者間では既に広く行われており、これによりドナーさんと患者さんに移植方法を選択する機会が確保され、より多くの患者さんの救命に貢献することができると期待されております。また、一人でも多くの患者さんに骨髄移植のチャンスが広がるよう、(1)一人でも多くのドナー登録者を増やすこと、(2)ドナー登録者に提供意思を継続してもらえるよう、職場・家庭の理解を得る環境を作ること、(3)適切な時期に移植ができるよう、コーディネート期間の短縮に努めること、に引き続き取り組んでまいります。
また、近年の社会経済の変化は急激であり、骨髄バンクの財政環境も決して楽観はできません。当財団が、国民の負託に応えて患者さんの救命のため骨髄バンク事業を継続していくには、国民の皆様の善意の寄付金が必要不可欠です。骨髄バンク事業の社会的使命にご理解を賜り、引き続き物心両面にわたり暖かいご支援ご協力を賜りますよう、
お願い申し上げます。
財団法人骨髄移植推進財団 理事長
